刺繍のオーダーとは
刺繍のオーダーとは、依頼を受けたデザインに基づいてカスタム刺繍製品を作成することを言います。個人的な用途やビジネスでのブランディング、イベント、プロモーションアイテムなど、さまざまな用途でオーダーが使われます。
刺繍をオーダーするメリット
刺繍オーダーのメリットは、自分オリジナルのデザインを作成できる点です。刺繍は文字や図案を糸で緻密に表現するため、他のプリント方法と比べて高級感と独特の風合いがあります。
刺繍は耐久性にも優れてているため、オーダーした刺繍グッズは長期間使用してもデザインが鮮明なまま保たれます。
刺繍オーダーはプレゼントや記念品にも最適です。特別な日の記念品や誕生日プレゼントとして、刺繍されたアイテムを贈ることで、相手に特別感と思いやりを伝えることができます。
オーダー刺繍のプロセス
オーダー刺繍のプロセスは通常、以下のステップで構成されます。
- デザインの提供または作成:お客様は刺繍にしてほしいデザインのデータを提供するか、刺繍会社にデザイナーがいる場合、打ち合わせを通して新規にデザインを作成します。
- デジタイジング:次に、デザインは刺繍機が読み取れる刺繍デザインに変換します。このステップでは「型代」が発生します。
- 刺繍:刺繍デザインが準備できたら、刺繍機を使って指定された素材にデザインを刺繍します。
- 品質チェックと完成:刺繍が完了したら、製品は品質チェックを受け、顧客の要件に合致していることを確認します。問題がなければ、製品は完成となり、顧客に送られます。
刺繍オーダーの型代と刺繍代について
では実際に刺繍をオーダーしてみましょう。ハンカチにかわいいパンダの絵を刺繍を依頼した場合どうなるのでしょうか。
このオーダーの場合、まず見積書に「型代」と「刺繍代」の2つが記載されます。
型代とは
型代とは、刺繍マシンが刺繍するために必要なデザインデータを作成するための費用のことを指します。このプロセスは、「デジタイジング」または「パンチング」とも呼ばれ、刺繍デザインを作成するための最初のステップとなります。
いわゆるプリントの依頼であれば、いただいた画像データをそのまま印刷するだけなので型代はかかりませんが、刺繍の場合はいただいた画像データを参考に刺繍用のデザインデータを作る必要があるため、必ず型代が必要となります。
再度同じ刺繍デザインで刺繍をしてほしい場合、既に元となるデザインデータはあるのでその場合は型代はかかりません。
刺繍代とは
刺繍代とは実際に刺繍をする作業にかかる費用の事を指します。今回の例でいえばハンカチにパンダの絵を刺繍した場合の費用になります。一般的に数量が多いと単価は安くなります。
また、ハンカチを自前で用意しておらず、オーダーを受けた会社が用意する場合はハンカチの代金も別途見積に含まれます。
型代・刺繍代の見積もり、料金が変わる要素は?
型代の相場は簡単なものでもだいたい5000円~で見ておくと良いかと思います。刺繍代の相場は簡単なもので1000円~/1個で見ておくと良いでしょう。ただし発注数量やサイズなどによって価格は変動するので、以下のポイントを押さえて見積を依頼すると良いでしょう。価格が大きくなる主なポイントは以下です。
刺繍デザインのサイズ、針数
見積で価格帯の変化が出やすい部分はデザインのサイズです。2cm2の範囲の刺繍データの作成と20cm2の範囲の刺繍データの作成ではデザインを作る工数も刺繍するのにかかる時間も段違いですので、型代・刺繍代ともに値段は大きく変動します。
刺繍デザインの複雑さ
デザインの複雑さは型代に影響します。例えば、小さい刺繍であっても細部が細かい糸で表現する必要がある場合は値段が大きくなります。これは実際に刺繍機で刺繍してみて細部の表現が意図したものになっているか微調整する必要がでてくるために発生してくる時間的費用がかかるためです。
写真では瞳の表現に白目、黒目、ハイライトと3種類の表現と眉をラインスティッチで表現しています。1カ所に糸が密集しているため難易度が高い例と言えるでしょう。
使用する糸の種類と色数
使用する色数が多い場合はそのまま複雑さに繋がりますし、刺繍時の手間もかかりますので型代・刺繍代共に値段が大きくなる場合があります。また、金銀メタリックなど特殊な糸色を使う場合、他の糸色と単価が異なるため刺繍代は少し高くなる傾向があります。
EMBLEでは刺繍のオーダー受付しております
費用感覚わかりましたでしょうか。値段を高いと感じるか、それでも作りたいと思えるものがあるのかの判断に使っていただけたら幸いです。
「具体的にこういうもの作ってみたいのだけど・・。」というお声があれば以下のフォームからご連絡ください。まずはお見積りからいたします。
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